AIがコードを書けるなら、子どもがプログラミングを学ぶ意味はあるのでしょうか。私は、何を作るかを考え、結果を確かめ、直す経験には意味があると考えています。ただし「習えば将来の仕事に困らない」とまでは言えません。
仕事の需要は、役割によって変わる
米国労働統計局(BLS)の2025〜2035年予測では、ソフトウェア開発者・品質保証担当・テスターを合わせた雇用は10%増、一方で職業分類上のコンピュータープログラマーは7%減の見通しです。2026年9月22日に公式ページを確認しました。
| 米国の職業分類 | 2025〜2035年の予測 |
|---|---|
| ソフトウェア開発者・品質保証担当・テスターの合計 | 雇用10%増 |
| コンピュータープログラマー | 雇用7%減 |
BLSは開発職の需要の背景にAI・ロボットなどのソフトウェア開発の広がりを挙げる一方、反復的なプログラミング作業の自動化も説明しています。これは米国の職業別予測です。日本のすべてのプログラマーの需要が増えているという実績でも、AIだけによる増減でもありません。
出典:BLS・開発者等の雇用見通し、BLS・プログラマーの雇用見通し。
日本の状況も分けて考える
日本については、IPAの「DX動向2025」が、企業のデジタル活用や人材育成を調査しています。企業が求める人材と、子どもが今楽しめる学びは同じものではありません。採用動向だけで習い事を決めるより、興味を持ち、試行錯誤を続けられるかを見たいです。
参考:IPA・DX動向2025。
今の学びで大切にしたい3つのこと
何を作りたいか、自分で決める
身近な困り事や、遊びで変えてみたいルールから考えます。大きな作品でなくても、「誰が、どう使うか」を説明するところから始められます。
動いた理由と、動かなかった理由を確かめる
完成した画面を見るだけでなく、どの命令を変えたら結果が変わるかを試します。AIを使う場合にも、出てきた答えをそのまま正しいとせず、自分で確認する姿勢を大切にしたいです。
作ったものを説明し、直してみる
誰かに見せ、使いにくかったところを聞き、直す。これは私が教室選びでも重視したい点です。自由に作る時間と、次の挑戦につながる助言の両方があるかを体験で確かめます。
息子の経験から考える、将来への備え
息子は小学3年生から6年生までQUREOに通い、後に塾で勉強したいという本人の希望でやめました。マイクラのMODを自分で導入したり、スポーンタワーを作ったりする姿から、考えたことを形にする力が育ってきたと感じています。
一方で、好きなマイクラだからこそ課題を離れて遊んでしまう場面もありました。楽しさだけでなく、何を考え、何を試したかまで見たい。その経験が、今の私の判断基準です。これは家庭での実感であり、教室による効果を測定した結果ではありません。
教室と家庭での学びを探す
将来への期待を、今すぐ難しい学習をさせる理由にしなくても大丈夫です。まず本人の興味を聞き、教材を試したり、教室を体験したりして、取り組み方を見てみてください。

